更新が滞ってしまいました(^^;)7月中に解説完了を目指してがんばります。

問題
6

(1)JF日本語教育スタンダード】 出来れば取っておきたい

JF日本語教育スタンダードはよく出てくるので、余裕があれば下記のような資料を読んでおくといいと思います。

https://jfstandard.jp/pdf/web_whole.pdf

1 P.5に、JFスタンダードは母語話者同士だけでなく非母語話者同士による日本語コミュニケーションも考慮しているという記述があります。

2 これが正解です。こちらもP.5にあります。

3 JFスタンダードと日本語能力試験のレベル分けは共通していません。

4 JFスタンダードの木は、コミュニケーション言語能力とコミュニケーション言語活動を図式化しています。

 

(2)【話し合いのルール】 取っておきたい

 

極端なことにならなければ、どの選択肢もそう悪くないと思うのですが、4が一番適当でしょう。日本人は意見と人格を切り離して考えることが苦手だと言われていますが、他の国の人はどうなんでしょうね。

 

(3)【テーマ決めの留意点】 取っておきたい

1 利害関係が対立しているテーマでも議論して問題ないでしょう。

2 個人的な事情に関係する問題を議論すると、ディスカッション後の人間関係に響くおそれがあるので、出来るだけ避けるべきでしょう。日本語のクラスなら、メンバーや議題にもよりますが宗教や政治の問題がNGでしょうか。

3 答えの出ない問題について話し合うのがディスカッションなのではないでしょうか。

4 大きく抽象的だと議論の焦点が定まらないのではないでしょうか。

 

(4)【ディスカッション中の留意点】 取っておきたい

1 他の観察者に見られていることを意識するのは別に悪くないと思うのですが、正解ではないみたいです。観察者の部分が討論者なら、OKなのでしょうか?

2 自分の主張だけに主張していてはよくないですね。

3 これが正解です。

4 その場で指摘するのではなく、あとで指摘するほうのがいいでしょう。

 

(5)【振り返りの際の留意点】 取っておきたい

 

この授業の目的が、「自分たちのディスカッションの過程を客観的に分析し、より効果的な話し方とディスカッションの進め方を学ぶ」です。討論者の主張の是非については、授業の目的に合わないので、これが正解です。

 

2~4のような問題は知識の有無ではなく、読解力や注意力があれば解ける問題なので、こういった問題で点を稼いでおきたいです。