問題10
問1 【モニターモデル】 取っておきたい
1「習得」が「学習」にかわれば正解です。
2 これが正解です。
3 間違えではないと思いますが、選択肢の内容はクラッシェンのモニターモデルでは特に言及されていません。
4 自分の言語能力と同じレベルではなく、やや高いレベルのインプットを与えられると、第二言語習得が進む(インプット仮説)と言われています。
問2 【ナチュラルアプローチ】 取っておきたい
1 サイレントウェイの説明です。
2 コミュニティ・ランゲージ・ラーニングの説明です。
3 自信がないですが、習慣形成に基づくオーディオ・リンガル・アプローチ(オーディオ・リンガル・メソッドとはまた別のものです)でしょうか。
4 これが正解です。
問3 【社会言語能力】 取っておきたい
1 これが正解です。
2 談話能力の説明です。
3 文法能力の説明です。
4 ストラテジー能力の説明です。
問4 【理解可能なアウトプットを引き出すことが出来る授業活動】 取っておきたい
1 プロセシング・インストラクション(処理指導)とは、「学習者に文法形式を含んだインプットを与えることによって意味理解を集中的に経験させ,インプットからインテイクへと導く指導」とのことだそうです。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/csssej/6/0/6_41/_pdf/-char/ja
私ははじめて聞きました(笑)
2 インフォメーション・ギャップ・タスクとは、参加者同士で知らされた情報に差がある活動のことです。この差を埋めるために活発なコミュニケーションを取ることが期待されます。この活動なら、聞き手に対して理解可能なアウトプットを出すことが出来そうです。よってこれが正解です。
3 パラレル・リーディングとは、教材の音声と同時に発音するという学習法のことです。
https://eigotextbook.com/howto_english_study/parallel_reading/
4 サイト・トランスレーション(sight translation)とは、英語の場合は前から訳すトレーニング方法のことを指すそうです。見た順に訳すというイメージなんでしょうか。
https://englishhub.jp/method/sight-translation
はじめて見る用語があるかもしれませんが、インフォメーション・ギャップ・タスクを理解していれば解ける問題でした。
問5 【日本語指導が必要な外国人児童生徒等】 出来れば取っておきたい
1 JSLカリキュラムでは、母語による学習支援については言及されていません。
2 国際交流基金は、海外に派遣される日本語教師の研修はしていますが、外国人児童生徒を指導する日本語教師には特にしていないと考えられますので、誤りです。文部科学省が研修を実施しているようです。(赤本 P.368より)
3 これが正解です。
4 「DLA」とは、「Dialogic Language Assessment」の略で、日常会話はできるが、教科学習に困難を感じている児童生徒を対象に開発された、言語能力測定ツールのことです。筆記テストではなく、対話するというのが特徴です。
http://www.tufs.ac.jp/blog/ts/g/cemmer/news/jsl-dla-1.html
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/clarinet/003/1345413.htm
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