問題12

(1) 【東京式アクセント】 取っておきたい

私は、苦手な人のためのアクセント問題対策で書いたとおりアクセント関連がとてもとても苦手なんですが()、この問題は暗記でどうにかなりました。苦手意識のある分野でも覚えさえすればなんとかなる問題が多いと思うので、がんばりましょう!

 

1 これが正解です。

2 平板型は語の1拍目から低く始まり、2拍目から高くなります。

3 中高方は、語中で高い部分が1箇所だけあります。日本語のアクセントは、1語の中で高い部分は1箇所のみという規則があります。

4 尾高型は、核が最後の拍にあるものです。つまり、語の後の助詞や助動詞は低く続きます。

 

(2)【東西方言】 出来なくてもいいかも

私の場合、関西の親戚が多いのでなんとなく解けたラッキー問題でしたが、そうでない方には微妙な問題だったのかもしれません。

1「散っとる」「散りよる」はどちらも西の言葉ですので、これが正解です。

下記のページの「文法」項目内の「東日本要素」「西日本要素」が参考になりそうです。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%96%B9%E8%A8%80%E5%8C%BA%E7%94%BB%E8%AB%96

 

(3)【周圏分布】 取っておきたい

「ある言語現象が中央から周辺地域に広まっていく過程は波紋のそれに類似していると考え、波紋の周辺にあたる方言圏のあちこちにかつて中央で使われた共通の古い形がみられると説く論。」ですので、答えは4です。

https://dictionary.goo.ne.jp/jn/201458/meaning/m0u/

 

(4) 【方言コンプレックス】 取っておきたい

方言に対して抱えるコンプレックスですので、正解は2です。そのまんまですね。

 

(5) 【地域方言の指導】 取っておきたい

1 共通語の語形と形式が同じで意味用法が異なる方言は、できるだけ早い時期に導入するべきではないでしょうか。

2 「地域方言の指導」をするのですから、どの地域でもどの世代でも使う方言に対応していたら、意味がないのではないでしょうか。

3 導入を避ける必要はないでしょう。

4 使用頻度が高いものを知っておかないと地域でのコミュニケーションに支障が出てしまいそうです。ですので、これが正解です。